活躍フィールド・仕事の流れ
どこにもない機械に挑戦する
エンジニアの仕事
お客様からの依頼はいつも高い要求と漠然とした機械のイメージ。
私たちはこれに応えて、いくつものアイディアを試し、設計、制御、製造の技術と汗を結集してどこにもない機械をつくり出しています。
立案・設計から組立まで携わる総合エンジニア
お客様企業から開発・製造を依頼された生産設備の、100分の1ミリ、0.1秒の動きを追求する機構設計(メカ設計)を担当します。設計とはいえ、お客様からは、「この部品を1個〇秒で作る自動機がほしい」といった漠然とした依頼もあり、設計前の開発アイディアを練る段階から始める面白さがあります。設計後の製作・組み立て工程でも設計担当者として協力し、最後の調整、引き渡しまで責任を持ちます。
精緻な機械の動きを制御プログラムで演出する
設計エンジニアが設計した機械の精密な動作は、各種のセンサーとサーボモーター、シリンダー、ソレノイドなどのアクチュエータで実現されます。その正確な動きとタイミングをコントロールするのがプログラマブルコントローラ(PLC)です。制御設計担当は、設計者の意図と図面に沿ってその動作とPLCの制御プログラムを設計します。
図面に基づいてどこにもない機械を製造する
設計図面に基づいて、製造、組立の順番とスケジュールを決め、数百から千点に及ぶ部品をチェック、ユニットごとに製作し組み立てて配線していく。部品やユニットは、社内で加工、制作するものと外部に発注するものがあるが、組立はすべて社内。精密な動きが求められるどこにもない機械をつくるので、完成の喜びはひとしおです。
仕事の流れ
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立案・検証
お客様の発注に対し、製作する機械のアイディアを常識にとらわれずに何案も考え、初めて使う技術要素などは実験も行い、実現可能性を検証して最善案を選び出す。
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設計
設計するのは、100分の1ミリの精度が求められるような製品をつくり出す製造設備。選んだアイディアを形にするため、どんな仕組みでどう動かすか、1工程何秒でできるか、とことん追求しながら図面化していく。1台の設計期間は数カ月から半年くらい。使いやすさとデザインも重要なポイント。
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加工
購買担当が内製すべきと判断した部品を加工・製作する。工場内には精密加工を行うためのマシニングセンター、ワイヤ放電加工機などが備えられ、高い操作技能を持った社員も多い。
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制御
設計された機械の動きを実現するため、モーターなど多数のアクチュエータの動作と動作タイミングを設計し、コントローラ(PLC)の制御プログラムを作成する。
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購買
設計担当が図面とともに作成した部品リストに沿って、必要な材料・部品の手配をする。ユニットの製作を協力会社に発注することもある。
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製造・組立
図面に基づいて全部品をチェックし、ユニットごとに組み立てて、複雑な配線も行う。設計者の意見も聞きながら部品のわずかな誤差も見逃さず修正し、正確で精密な動きを実現させる。
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調整
設計担当も交えて設計通りの動きを実現させるため、制御プログラム担当者と共に微細な調整を行っていく。調整には1台約3週間かける。
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立会検査
品質担当者が立ち会って設備仕様を満足しているか細かくチェックする。その後、お客様による立合い検査を受け設備の評価をして頂く。この間も要求する性能が出るよう調整が続く。
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出荷~メンテナンス
完成した機械は出荷され、お客様の工場内に据え付け動作確認を行う。設置後はメンテナンス対応も行う。新たなニーズにも対応する。