先輩社員メッセージ

数ミリのコイル部品を高速で作り
フォーミングする実験機の開発

栗原 正浩

技術部設計課設計係 2004年4月入社 機械システム工学科卒

PROJECT
STORY
03

Masahiro Kurihara

主に新たに開発する機械の設計をしている。発注側からの仕様書に沿って行う設計、作るものと生産能力だけが決まっていてゼロから始める設計、もっといい機械にしたいと提案が求められる設計などがある。工場が忙しくなると組み立てや機械の調整にも加わる。

INTRODUCTION

極小コイルの巻線フォーミング機

栗原は、入社6年目にある電子機器向け電子部品の自動製造設備の設計、開発リーダーを任された。その電子部品は5ミリにも満たない小さなもので、巻線行程を行ったうえでリード線のフォーミングを行う設備であった。

フォーミングとは「形にする」ということで、部品を基板に取り付けるためにリード線を所定の形状に成形することを意味する。

#01

巻線部とローダー部の設計を担当

「この自動設備では、巻線工程、溶着工程、そしてフォーミングという3つの工程を行うのですが、巻線工程とフォーミングをどうするかと、要求タクトタイムの達成が課題でした」

と栗原は振り返る。開発プロジェクトでは栗原のほかに社長と先輩1人が加わって構想を練り、栗原がまとめ役となって機構の構成とレイアウトを決めるともに、設計を先輩と分担して進めた。メインとなる巻線部とローダー部(ワークの取り付け、取り外し部)の設計は栗原が担当し、設計全体の完成までには2カ月半がかかった。

#02

フォーミング工程での思わぬ難問

「苦労したのは巻線工程よりもコイルを曲げて端をカットするフォーミング工程の方でした。そこで苦戦したのが、カットする際に刃がすぐに切れなくなってしまうことでした。」いろいろな種類の刃を試したり、条件を変えてみたりしながら何とかこの工程も完成した。

こうしてプロジェクトは4カ月で機械を完成し成果をあげて終了した。

学生のキミへメッセージ

大学では機械システム工学科でしたが、基礎のところを除いて勉強がそれほど生きているとは思いません。仕事の知識は現場でがむしゃらにやって覚えてきました。大丈夫です、キミにもできます。悔いのないよう遊んでおくことも大事です。

案は1つでなく常に別案を考える

設計では最初の案に囚われず、常に何案か検討します。うまくいかないときは、別の思い付きをとりあえず図面にしてみて、それを見てまたその先のアイディアを考えます。案を出すのは得意な方ですが、社長に見せると全く違う案が出てくるので感心します。